Information

2022.07.02

このままで大丈夫なのかな・・・子供たちが心配です。是非ワクチン接種を!

現在第6波が少し落ち着きをみせていますが、もうすでに第7波が始まろうとしています。

オミクロン株はどんどん派生して、今BA4/BA5への置き換わりが進んでいます。BA5はコロナ禍始まって以来最も伝染性と免疫回避性が高い株です。イギリスの調査ではオミクロン流行期においてコロナの再感染リスクはデルタ流行期に比べて約7倍、若年者は高齢者よりも再感染しやすくワクチン未接種者では再感染しやすいと報告されています。BA4/BA5の感染は症状がでやすく、有症状期間がBA1(最初のオミクロン)より長いといわれています。ウイルス自体の病原性が弱くなっているわけではなく、ワクチンをみんなが打っているので重症化リスクが低下しています。ドラゴンボールで例えるとフリーザ(COVID-19)、ミスターサタン(未接種者)、サイア人(2回接種)、スーパーサイア人(3回接種)といったところでしょうか。

 

小児は重症化リスクは少ないといわれていますが、重症化しないわけではありません。現になくなっているお子さんがいて、後遺症に苦しんでいるお子さんもいます。

後遺症には倦怠感、睡眠障害、頭痛、呼吸器症状、集中力低下、学習困難等が報告されていて、糖尿病になるリスクが2.66倍になるとの報告も上がっています。

日本より海外の方が感染者が多いので、海外からの報告を見ていますが、胸を痛めるばかりです。

感染者が多くなるとある一定の確率で重症例、死亡例がでてくるのはわかっているので、感染者数を少なくすることが大事だと痛感するのです。

5~11歳でのファイザー製COVID-19ワクチンは感染予防、発症予防、重症化予防について有効性が認められています。ワクチンに含まれるmRNAが少ないのでかなり副反応も軽減されています。

接種可能な年齢のお子さんの保護者の方はぜひワクチン接種を検討してください。

日本小児科医会から提言も出ています。

https://t.co/n7xGZoUgLu